AWS Roadmap Acceleration Program に参加しました【前編】

Repro Boosterのプロダクトマネージャー、Edward Foxです。好きなAWSサービスはAWS Ground Stationです。AWS Ground Stationを知った際に、軽い気持ちで衛星基地局のデータを受信するNode.jsのプログラムを書いて動かしてみたところ、瞬く間に3万円ほど消費されたのは良い思い出です(涙目)。新しいサービスを動かす際は、必ず事前に料金表を確認してから取り組むことを学びました。

さて、Repro Boosterは多くのシステムコンポーネントAWS上で稼働しており、各種サービスを組み合わせることで効率的なシステム提供と運用を実現しています。主に利用しているのは、Amazon CloudFrontAmazon S3AWS Lambda、Amazon ECS、Amazon CloudWatch、Amazon EventBridgeといったサービスです。Boosterが導入されたすべてのサイトで安定して動作する必要があり、導入サイトも順調に増えているため、効率的なアーキテクチャ設計と、少人数でも運用可能な堅牢なシステムを意識して日々開発しています。

Roadmap Acceleration Program(RAP)とは

Reproでは、AWSに関する課題や疑問が生じた際、あるいは新機能開発やシステムのスケーラビリティ向上を目的としたプロジェクトを進める際に、AWSのソリューションアーキテクトの方々に相談させていただくことが多々あります。そうしたこれまでの繋がりもあり、今回AWSが提供する「Roadmap Acceleration Program(RAP)」に参加する機会をいただきました。

このプログラムは、AWSの経験豊富なプロダクトマネジメントスペシャリストの方と現行システムやプロダクトの課題についてブレインストーミングを行い、AWSをどう効果的に活用してビジネスを成長させられるか、といった観点からアドバイスをいただける取り組みです。事前の情報提供と2時間のオフラインセッションを行い、その上でレポートをいただく形となります。

今回は、普段はアメリカにいらっしゃるGlobal Head of WW ISV Product Management Transformationのジェフリー・ハモンドさんが担当となり、セッションを実施していただきました。

セッションの内容

セッションに先立ち、事前にいただいた質問項目についてスプレッドシートで回答しました。その回答内容に対するさらなる質問や、私の方で用意したプロダクトやシステムの概要、事業展望などを整理したスライドをもとに、2時間ほどみっちりとブレインストーミング・ディスカッションができました。

主なトピックとしては、

  • Repro本体のシステムに依存している技術的負債を解消するにあたり、リソースの投資判断をいつ、どのような根拠で行うべきか
  • 競合製品や市場環境の変化を踏まえ、製品価値をアップデートしていくにあたり、どのような方針が妥当か

など、アーキテクチャやプロダクト、事業戦略など多方面からのディスカッションを行いました。非常に鋭い質問もたくさんいただき、私としても客観的に事業や製品の現在地や方針を見直す良い機会になりました。

最後には弊社を担当いただいているAWS岩井さんとハモンドさんと並んで記念写真を撮影し、セッションは終了しました。

左からAWS岩井さん、ReproのFOX、AWSハモンドさん

今後の流れ

この2時間のセッションを経て、近日中に課題分析とそれに対するAWSの支援内容、アーキテクチャや事業課題の改善提案などがまとめられたレポートをいただく予定です。レポートに基づき、さらにディスカッションを行う予定ですので、その様子についてはまた後編でお伝えできればと思います。ご期待ください。

WE ARE HIRING!

最後に、Repro Boosterでは開発者を採用しています。Webパフォーマンスに関心がある方、あるいは「タグを入れる」だけでWebパフォーマンスを改善するRepro Boosterの技術に興味を持っていただけた方は、ぜひ気軽にご連絡ください。